+ それ以上の恐怖 +
私は死ぬのは恐くない。
こう書くと、言うだけならなんぼでもほざけると思うだろうか?
私は死ぬのは恐くない。
地震。
いずれ「大
地震」という規模の揺れを体験するのだろう、たぶん。
揺れを体感したショックと動揺。
その瞬間ののち
私に意識がある状態なら、私の心はどうなっているのだろう?
その瞬間ののち
瓦礫に埋もれ、動けない状態だったとしたら。
葉っぱやミミズを食べ尿を飲み・・・
そこまでして “生きたい”という精神力 は私には無い。
そこまでする “生きたい”という希望 は何処にあるのだろう。
その瞬間ののち
怪我をした状態で、運良く病院へかつぎこまれたら。
入院生活? 大部屋で?
水や電気が止まっている街の病院で? 余震が続くなかで?
私は正気を保っていられるだろうか。
その瞬間のとき
何処にいるのかわからない。自宅か外出先か電車か・・・。
どこにいようと、余震の恐怖はつきまとうだろう。
クスリをきらしていたら? すぐには調達できないだろう。
自分の部屋が潰れるなり、とにかく居られない状態ならば、避難所生活になる。
他人と長時間過ごし、プライバシーの無い、避難所生活。
周りを気遣い助け合う気持ちの余裕がもてるだろうか。
私の存在が
周りに気を使わせる状態になっているのではないか。
どう扱っていいやら、わからない
やっかいな存在になっているのではないか。
私の家族は日本列島に点在している。
近い方の親の家は無事だとして、そこへ行ける手段が確保できたら?
行くか?
避難所から出られるなら、行くだろう。
親と過ごす時間。
私は何日もつだろうか。
大
地震。
私は死ぬのは怖くない。
それよりももっと怖い。怖いんだ。
だったらいっそ、ドーンと一発で。
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