外猫→保護猫→安寧の家猫に その6~抱っこ練習~

室内のどこにいてもナデナデできるようになると
猫に膝に乗ってもらいたい人もいるでしょう

人なつこくても、抱っこは苦手という猫もいます
猫に抱っこの経験をしてもらい
できれば抱っこ好きになってもらいたいですね

キジトラのマアムは抱っこに慣れるのも早かったです
夜寝る前にナデナデ催促するマアムだったので
触り心地がふわふわのガウンが
抱っこ練習にちょうどよくて
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この練習はうまくいき

膝乗りも添い寝もするようになりました
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※マアムは里親募集中です


膝に乗ることは、猫にとってはナデナデとは違う経験なので
簡単に出来ない猫もいます
黒猫の豆たんは、フードやオヤツをあげる時に
人の体に乗ることに慣れてもらいながら、抱っこ練習をしました
参考に
「家猫修行の続き~抱っこを目指せ!~」
この記事↑の過程を経験した後で
下の動画のように抱っこ練習しました

豆たんは現在里親様の元で幸せな猫生を送っています




【抱っこの練習をしましょう】

ご褒美のオヤツをそばに用意しておきましょう
まずは膝の上に乗ることに慣れてもらいます
  
猫がリラックスしている時間を見計らって、ナデナデします。
静かに体を引き寄せて膝上に乗せます。
この時に
上に持ち上げるより、ネコづかみして横に移動する感じで乗せます。

抱っこに慣れていない猫は
脇の下に手をいれられることも
さらに持ち上げられることにも抵抗を感じることが多いので
ネコづかみをします

ネコづかみは
母猫が子猫を運ぶ時と同じで
猫をおとなしく運ぶことができる方法です
猫の首根っこを掴みます
思いきって皮を手のひらいっぱいに、グワッとつかむのがコツです

ネコづかみをして
なるべく体の力を抜いた状態のまま
膝に乗せます

膝に乗ったらナデナデしましょう
自分の胸と両腕で包み込むようにして
ゆりかごのように揺らしたりするのも効果的です
オヤツをあげましょう
怖がって離れた場合もオヤツをあげてくださいね

このような経験を繰り返していると
抱っこされても力を抜いてリラックスできるようになります



・・・・・・・・・

『外猫→保護猫→安寧の家猫へ』長々と連載してきましたが
細かすぎたかな?
家猫修行に悩む人の気持ちが少しでもラクになれば
と思って、書き溜めていたのをアップしてみました



外で生きている猫は
人が生ませているんです

餌やりさんだけの責任ではありません
猫好きの人も猫嫌いの人も、外猫も飼い猫も
・無責任な餌やりをしない
・避妊去勢手術をする
・終生飼養する
みんながこれらの共通の意識を持って暮らすことが必要です

猫は多頭飼育には向いていません
様々な理由で保護部屋(多頭飼育)に保護された猫たちが
ほんとうに過ごすべき場所は
里親さんのおうちです

猫との暮らしを模索している方
 外猫を保護して終生飼養していただけませんか
 保護猫の里親さんになっていただけませんか
 預かりボランティアをやってみませんか
お住まいの地域の
動物愛護センターや動物愛護団体に問い合わせをしてみてくださいね


ひとりずつ

一匹ずつ


それぞれの運命が
より良い方向へ変わることで
猫と共生するわたしたちの暮らし全体が変わっていきます




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捕獲器に入り保護された時のサヤ

うち猫サヤは、保護当時、まったく人慣れしていなくて
繊細で神経質で学習能力が高い上に、偏食少食でエサで釣ることができず
とても手強いタイプでした(現在も)
ゴハン催促やナデナデの反応に、わたしは今も一喜一憂しています
声をよく出すようになったのもここ1年くらいだし
とっても控えめな小さなゴロゴロ音に耳を澄まして
ほくそ笑む毎日です

サヤとの出会いエピソードはコチラ

タイガとサヤの相性が良いことは本当に幸いでした
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うち猫二匹に感謝です



『外猫→保護猫→安寧の家猫へ』
・その1~わたしにできるのだから、あなたにもできます~
・その2~里親さん宅まで短期間で~
・その3~猫の威嚇は怖くない~
・その4~ケージ生活を最短で終了するコツ~
・その5~ケージ生活終了の目安と室内フリー~



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↑里親募集中の猫の詳細ページ載っています
里親会以外に保護ボラさん宅での面会が可能なのでお問い合わせください





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脱走防止対策をしよう

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外猫→保護猫→安寧の家猫に その5~ケージ生活終了の目安と室内フリーへ~

前記事
ミトンをはめてでも手で撫でることが大事と書きました
パンチする猫はパンチが出ないことを目安に
ミトンを外し、素手でナデナデしましょう
シャー言う猫でも撫で始めるとゴロゴロ音が出るなら
ミトンを外しましょう

ゴロゴロ音が小さい猫もいますから
テレビなどは消音して耳を澄まして、猫の反応を確かめてください
猫の喉元に手を当ててゴロゴロ音を確認することもできます



ケージ生活が長引くと
閉じ込めているのがかわいそう、と思う方がいるかもしれません
でも
猫は室内全体は未経験なので、安易にケージの外へ出すと
不安になってしまい余計な負担をかけることになります
それに
エサ時間以外の時間、猫はケージ内でたくさんの初体験をしています
初めて共に暮らす人の行動を、猫は全身全霊で観察しています
日中、外で働いている人は留守になりますが
その間の猫は「留守」を体験しています
・・・まあ、ほとんど昼寝していますけどね



参考に
豆たんの「ケージ生活はまだ続ける」(←クリック)
と判断した時の記事です



【先住猫がいる場合】

猫の相性と人なつこさは、全く別です
先住猫のテリトリーに新入り猫が入るわけですから
はじめはケージ越しで対面させた方が
お互いに慎重に観察できます
ケージ越しでも匂いは嗅ぎ合ったり
相性が良ければ鼻チューしたりします
「他猫」経験は、「人間」経験の後でも遅くありません
まずは「人間」経験を優先しましょう



【ケージ生活終了の目安】

・パンチが出ない
・ゴロゴロ音を出す
・背中からお尻にかけて撫でるとお尻が上がる
・顔周りを撫でると手に顔を押し付けてくる
・シャー言わない

これらの表情が現れるまで、ケージ内で過ごさせてください

下の動画は
室内フリーに移る前の豆たんです
ケージの出入口がわたしが入れる余裕があるので
エサ時間にわたしは中に入って、ナデナデしています
(これは3段ケージです)

この様子だと
ケージの外でいつでもナデナデできると思われるかもしれませんが
実際はまだケージ内限定だったりします
豆たんはケージ内でわたしという「人間」を経験しています
食べ始める時や食べ終わった後、豆たんはビクッとしています
わたしがそばにいることに、まだ不安があるんですね


帰宅した時に猫が
「帰ってきた、ゴハンだ、ナデナデだ♪」
と思うか
「帰ってきた、近づいたら逃げなきゃ・・・」
と思うかは
大きな差ですよね


ケージ生活終了までがんばりましょう
猫もがんばっています



【室内フリー生活を始める】

ケージの扉を開けたままにします
猫が自分から出たい時に出させ、好きなところへ行かせます。
手が届かない場所へ入ったり登ったりしても、危険な場所でないなら
そのまま静かに見守ってください

室内フリーに移行しても
エサ時間にはケージ内でエサをあげ、ナデナデすることを続けます

ケージ以外の場所でくつろげるようになったら
そばを通ったついでなどにナデナデしてみましょう
そのうちに
部屋のどこにいてもナデナデさせてくれるようになります
不安が「安心」に変わってはじめて
その猫にとっての本当の「くつろぎ」が訪れます

エサ場所を変える時は、室内フリー生活に慣れてからにしてください



ケージ生活終了後は
扉を開けっ放しして、活用してください
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※ケージは防災用品としても重要です
地震などの非常時には、とりあえずケージに入れる習慣をつけましょう
余震が続いたり、停電の中、猫を探すことにならないように
日頃から防災対策を心がけて練習しましょう



【脱走防止対策をしよう】

「ひょんなこと」「一瞬の出来事」で脱走→迷子になり
チラシやネットを通じて
捜索願いや目撃情報を募る飼い主が後を絶ちません
”うちの子に限って”はないのです
完全室内飼いは猫を守るためであり
脱走防止対策はぜひ実行してください


次回はその6~抱っこの練習~ です


・その1~わたしにできるのだから、あなたにもできます~
・その2~里親さん宅まで短期間で~
・その3~猫の威嚇は怖くない~
・その4~ケージ生活を最短で終了するコツ~


豆たんは、里親様の元で
スリゴロでナデナデも抱っこも大好きな甘えん坊さんになり
元気に過ごしています
里親様、ありがとうございます

猫がどんな状態でも人との同居は続きます
お互いの行動を理解し、安心できる暮らしの方がいいですよね


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里親会以外に保護ボラさん宅での面会が可能なのでお問い合わせください





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脱走防止対策をしよう


Theme: 猫と暮らす | Genre: ペット

外猫→保護猫→安寧の家猫に その4~ケージ生活を最短で終了するコツ~

人慣れしていない猫も人見知りする猫も
この先どのような状態になっても人との同居が続きます
人の接近、接触があっても安心して暮らせるように
ケージ生活から始めてみましょう

ケージの大きさは2段ケージが理想です
猫砂を入れたトイレをケージの床に
水入れも床に
猫ベッドを上段に置きます

【エサを置きっぱなしにしないでください】

猫飼育経験ありの方の中には
エサ皿置きっぱなしが習慣になっている方がいらっしゃいますが
ケージ生活期間はやめてください



【ご自分に合ったエサ時間で】

ふつうは成猫のゴハンは1日2回です

うちはサヤが偏食少食の為、1日3回、7時7時10時が猫のゴハン時間です
夜7時が余裕があるので、少し長めに預かり猫に触ることができています

エサ時間は人の生活サイクルによって変わりますから
ご自分に合った時間で進めていきましょう

家猫修行に特別に時間を割くわけではなく
食器を下げるまでの時間が少し長くなるだけです

猫に接触する時間のみで言えば
完全に室内フリーになってから、時間は多くなります
室内でリラックスしている猫を撫でたり声かけたり
思わずそうしたくなるわけですから
エサ時間以外に接触する時間は、当然多くなりますよね

ナデナデが「気持ちいい」に変わる瞬間が必ず来ることを信じて
最初の数週間をがんばりましょう
猫もがんばっています



【エサはエサ時間にあげましょう】

エサ時間になったら
猫用フード入りのエサ皿を猫の目の前に置いてあげます
同時に声かけもしてあげてくださいね
すぐに食べるようなら先行き良しです
ナデナデすることにチャレンジしましょう

緊張して食べない時は
エサ皿を置いて食べ終わるのを待ちます
人が起きている時間に食べない時は、エサが残っていてもお皿を下げて
翌日のエサ時間にあげてください

少食の状態が数日続いても大丈夫です
緊張がとけてくれば余裕が生まれ、本来の食欲が戻ります

お腹が空いていて、エサ時間になり、エサが運ばれる
このサイクルを覚えてもらい
人前で食べられることが大事です



【エサ時間を利用してナデナデしましょう】

パンチされるのが怖い場合は、料理用ミトンなどを使い
手先から腕までカバーしましょう

手で撫でることは大事です
ミトン越しであっても「人の手が撫でている」感触は伝わります
他の物、例えばネコジャラシなどを突きつけられると怯える猫もいるので
手を使いましょう

エサを食べている間に触れる場合は
ナデナデしてあげましょう

食べる気満々なのに
食べるのを止めて「ウー」と唸り声をあげる場合や
触ろうとするとパンチが出て、食べなくなる場合は
食べ終わるのをそばで待ちましょう
そして、食べ終わって皿を下げるのと同時にナデナデを始めましょう



【ナデナデのコツ】

お尻をいきなり触るのは不意を突かれるのと同じなのでやめましょう
猫の首から背中にかけて
サッサッと手を素早く往復させて撫でます

手を素早く動かすのは
猫に隙を与えず、ナデナデの感触に意識を集中してもらうためです
(下の動画も参考にしてください)
隙を与えないことで、パンチする猫もパンチが出にくくなります
同時に声かけもしてあげてくださいね

首から背中をしばらく撫でさせてくれるようなら
アゴや耳の後ろも撫でてみましょう
首から背中より、顔回りが気持ちいいと感じる猫もいます


【ココがガンバリどころ!】

シャー!言っていても撫でてください
パンチが出ても、首あたりまで手を伸ばせるなら触ってあげてください
強いパンチが出る場合も
毎日試しているうちにパンチが弱くなってきます

単なる感触「ナデナデ」を経験してもらうことが目的です
毎日続けます

猫の威嚇や攻撃は ”不安” だからです
ナデナデは痛くないし、聞こえる声はやさしいはずです

毎日続けることで人間の行動に慣れていき
不安要素が消えて「感触」そのものを味わう ”余裕” が生まれます
ナデナデは絶対に気持ちいいのです
猫にそのことに気づいてもらいましょう

ケガをしないように防御すれば
自分の気持ちをリラックスさせて接することができます

極端な例えですが
タイマーセットしたナデナデ機能搭載自動給餌ロボット
になったつもりで???

シャー!もパンチ!もその猫の大事な一面です
「今日も元気なパンチだね」
くらいの気持ちで続けましょう

猫もがんばっています



【終了の兆しが現れるまではケージから出さない】

ケージはその猫専用の場所なので
はじめての環境に入って数日で、猫にとって安心できる場所になります
人慣れしていない猫を室内に放つと、居心地の良い場所ではなく
隠れる場所を探すだけです
ケージから出さずに、がんばりましょう


下の動画で撫で方も参考にしてください
マアムはうちに来た当初、かなり激しい威嚇とパンチをするメス猫で
かなり日数がかかると覚悟しましたが
5日間ほどでゴロゴロ音を出したので、わたしも意外でした
好き嫌いなくよく食べて
おしゃべりでよく鳴く猫は
威嚇が激しくても、やはり早く人慣れします

この動画の前半は、まだケージ生活です
シャー!やパンチが出ても撫で続けたので
「ナデナデ気持ちいい」ことに気づいてくれました

動画45秒からは室内フリー状態です
でも、マアムはまだケージがいちばん安心できる場所なのです
動画ラストで、マアムが上段から降りたのは
ナデナデが終り我に返って、わたしから離れたんです
つまり
ケージの中で撫でることができても、室内フリーになれば
室内という環境に慣れるまで少し時間は必要です
これはどんな猫でも人間でも、生き物はそういうものですよね

こういう様子を見ても、いきなり室内フリーにするよりも
まずは、ケージ=専用の安心できる場所、を与えてあげた方がいいと思うのです


※動画のマアムは
 トライアル予定がキャンセルになり、里親募集中です


※ケージは防災用品としても重要です
地震などの非常時には、とりあえずケージに入れる習慣をつけましょう
余震が続いたり、停電の中、猫を探すことにならないように
日頃から防災対策を心がけて練習しましょう


※猫飼育の基本のひとつです
 【咬まれた場合の処置も覚えておきましょう】
 すぐに流水にあてながらしばらく血を絞り出します
 血が止まったらなるべく早く病院へ行きましょう
 絆創膏に収まる傷でもあなどってはいけません


次回はその5~室内フリーへ~ です

・その1~わたしにできるのだから、あなたにもできます~
・その2~里親さん宅まで短期間で~
・その3~猫の威嚇は怖くない~

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開けっ放しのケージでくつろぐ、うち猫サヤ



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↑里親募集中の猫の詳細ページ載っています





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マイクロチップも入れよう


Theme: 里親募集 | Genre: ペット