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外猫→保護猫→安寧の家猫に その4~ケージ生活を最短で終了するコツ~

人慣れしていない猫も人見知りする猫も
この先どのような状態になっても人との同居が続きます
人の接近、接触があっても安心して暮らせるように
ケージ生活から始めてみましょう

ケージの大きさは2段ケージが理想です
猫砂を入れたトイレをケージの床に
水入れも床に
猫ベッドを上段に置きます

【エサを置きっぱなしにしないでください】

猫飼育経験ありの方の中には
エサ皿置きっぱなしが習慣になっている方がいらっしゃいますが
ケージ生活期間はやめてください



【ご自分に合ったエサ時間で】

ふつうは成猫のゴハンは1日2回です

うちはサヤが偏食少食の為、1日3回、7時7時10時が猫のゴハン時間です
夜7時が余裕があるので、少し長めに預かり猫に触ることができています

エサ時間は人の生活サイクルによって変わりますから
ご自分に合った時間で進めていきましょう

家猫修行に特別に時間を割くわけではなく
食器を下げるまでの時間が少し長くなるだけです

猫に接触する時間のみで言えば
完全に室内フリーになってから、時間は多くなります
室内でリラックスしている猫を撫でたり声かけたり
思わずそうしたくなるわけですから
エサ時間以外に接触する時間は、当然多くなりますよね

ナデナデが「気持ちいい」に変わる瞬間が必ず来ることを信じて
最初の数週間をがんばりましょう
猫もがんばっています



【エサはエサ時間にあげましょう】

エサ時間になったら
猫用フード入りのエサ皿を猫の目の前に置いてあげます
同時に声かけもしてあげてくださいね
すぐに食べるようなら先行き良しです
ナデナデすることにチャレンジしましょう

緊張して食べない時は
エサ皿を置いて食べ終わるのを待ちます
人が起きている時間に食べない時は、エサが残っていてもお皿を下げて
翌日のエサ時間にあげてください

少食の状態が数日続いても大丈夫です
緊張がとけてくれば余裕が生まれ、本来の食欲が戻ります

お腹が空いていて、エサ時間になり、エサが運ばれる
このサイクルを覚えてもらい
人前で食べられることが大事です



【エサ時間を利用してナデナデしましょう】

パンチされるのが怖い場合は、料理用ミトンなどを使い
手先から腕までカバーしましょう

手で撫でることは大事です
ミトン越しであっても「人の手が撫でている」感触は伝わります
他の物、例えばネコジャラシなどを突きつけられると怯える猫もいるので
手を使いましょう

エサを食べている間に触れる場合は
ナデナデしてあげましょう

食べる気満々なのに
食べるのを止めて「ウー」と唸り声をあげる場合や
触ろうとするとパンチが出て、食べなくなる場合は
食べ終わるのをそばで待ちましょう
そして、食べ終わって皿を下げるのと同時にナデナデを始めましょう



【ナデナデのコツ】

お尻をいきなり触るのは不意を突かれるのと同じなのでやめましょう
猫の首から背中にかけて
サッサッと手を素早く往復させて撫でます

手を素早く動かすのは
猫に隙を与えず、ナデナデの感触に意識を集中してもらうためです
(下の動画も参考にしてください)
隙を与えないことで、パンチする猫もパンチが出にくくなります
同時に声かけもしてあげてくださいね

首から背中をしばらく撫でさせてくれるようなら
アゴや耳の後ろも撫でてみましょう
首から背中より、顔回りが気持ちいいと感じる猫もいます


【ココがガンバリどころ!】

シャー!言っていても撫でてください
パンチが出ても、首あたりまで手を伸ばせるなら触ってあげてください
強いパンチが出る場合も
毎日試しているうちにパンチが弱くなってきます

単なる感触「ナデナデ」を経験してもらうことが目的です
毎日続けます

猫の威嚇や攻撃は ”不安” だからです
ナデナデは痛くないし、聞こえる声はやさしいはずです

毎日続けることで人間の行動に慣れていき
不安要素が消えて「感触」そのものを味わう ”余裕” が生まれます
ナデナデは絶対に気持ちいいのです
猫にそのことに気づいてもらいましょう

ケガをしないように防御すれば
自分の気持ちをリラックスさせて接することができます

極端な例えですが
タイマーセットしたナデナデ機能搭載自動給餌ロボット
になったつもりで???

シャー!もパンチ!もその猫の大事な一面です
「今日も元気なパンチだね」
くらいの気持ちで続けましょう

猫もがんばっています



【終了の兆しが現れるまではケージから出さない】

ケージはその猫専用の場所なので
はじめての環境に入って数日で、猫にとって安心できる場所になります
人慣れしていない猫を室内に放つと、居心地の良い場所ではなく
隠れる場所を探すだけです
ケージから出さずに、がんばりましょう


下の動画で撫で方も参考にしてください
マアムはうちに来た当初、かなり激しい威嚇とパンチをするメス猫で
かなり日数がかかると覚悟しましたが
5日間ほどでゴロゴロ音を出したので、わたしも意外でした
好き嫌いなくよく食べて
おしゃべりでよく鳴く猫は
威嚇が激しくても、やはり早く人慣れします

この動画の前半は、まだケージ生活です
シャー!やパンチが出ても撫で続けたので
「ナデナデ気持ちいい」ことに気づいてくれました

動画45秒からは室内フリー状態です
でも、マアムはまだケージがいちばん安心できる場所なのです
動画ラストで、マアムが上段から降りたのは
ナデナデが終り我に返って、わたしから離れたんです
つまり
ケージの中で撫でることができても、室内フリーになれば
室内という環境に慣れるまで少し時間は必要です
これはどんな猫でも人間でも、生き物はそういうものですよね

こういう様子を見ても、いきなり室内フリーにするよりも
まずは、ケージ=専用の安心できる場所、を与えてあげた方がいいと思うのです


※動画のマアムは
 トライアル予定がキャンセルになり、里親募集中です


※ケージは防災用品としても重要です
地震などの非常時には、とりあえずケージに入れる習慣をつけましょう
余震が続いたり、停電の中、猫を探すことにならないように
日頃から防災対策を心がけて練習しましょう


※猫飼育の基本のひとつです
 【咬まれた場合の処置も覚えておきましょう】
 すぐに流水にあてながらしばらく血を絞り出します
 血が止まったらなるべく早く病院へ行きましょう
 絆創膏に収まる傷でもあなどってはいけません


次回はその5~室内フリーへ~ です

・その1~わたしにできるのだから、あなたにもできます~
・その2~里親さん宅まで短期間で~
・その3~猫の威嚇は怖くない~

160917cage
開けっ放しのケージでくつろぐ、うち猫サヤ



160829cats
↑里親募集中の猫の詳細ページ載っています





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Theme: 里親募集 | Genre: ペット

コメント

No title

はじめまして。

家猫修業で行き詰まりともさんのブログへ辿りつきました。
現在生後8か月の♀猫ちゃんの家猫修業をしています。

今までに自分で保護し、家猫修業させて里子へ出したり、
預かって家猫修業したりと少しは経験があるのですが
今までの私のやり方では心を開いてくれずお手上げ状態なんです。

保護されてからシェルターで1ヶ月過ごし
我が家に来て2か月半経過しています。

全く懐かない子で、得意技は空気砲と猫パンチです(笑)

目の前でどうしてもご飯を食べてくれなくて
私がいないと直ぐにごはんは完食します。
このままではいけないと思い、
心を鬼にして目の前で食べなければお皿を下げるという事を徹底。

4日間でウエット50gくらいしか食べていませんでした。
5日目、空腹から泡を嘔吐。
この時点で危険と判断し中止しました。
こういった場合でも、続けた方がよかったのでしょうか?

それとも何か他にアドバイスがありましたら教えて頂けると嬉しいです!

お忙しいとは思いますが、ご教示いただけないでしょうか。
どうぞ宜しくお願い致します<(_ _*)>

2018/08/09 (Thu) 14:26 | 美虎 #- | URL | 編集
コメントありがとうございます

美虎さん

はじめまして。
保護猫を預かり、家猫修行をされているのですね。

そのメス猫ちゃんは最初の保護シェルターに入ったのが生後4〜5ヶ月で、でも
他にも保護猫がいたでしょうから、メス猫ちゃんの家猫修行に専念できなかったでしょうね。

美虎さんはこれまでも保護猫の家猫修行をされた経験がおありで
それでもかなり苦労されていらっしゃるので、
そのメス猫ちゃんはかなり警戒心が強く、頭のいい子だと思います。
それと、食が細い子なのかな?

警戒心が強く頭の良いメス猫でも、ガツガツ食べる食いしん坊だと
人慣れが意外とすんなり進んだりします。

食の好みにうるさく、量も食べない猫は、人慣れに時間がかかることが多いです。
食欲よりも、世話人を警戒することに心が占領されてしまい、
シャーやパンチを繰り出すことに一生懸命で、
世話人が触ることが困難になります。

メス猫ちゃんは、ゴハン時間以外も美虎さんの行動を見られる環境にいるでしょうか?
ケージ生活であったとしても
ケージから美虎さんの普段の様子をよく見えるようにしてあげましょう。
そばを通ったり、音を立てたりしても「怖いことはない」と理解することが大事です。

できれば、寝るときも一緒の空間が望ましいです。
メス猫ちゃんはたぶん、留守中や夜間に行動を起こすパターンになっていると思います。
世話人(就寝中でも)がいる空間に慣れることが必要かと思います。
トイレは美虎さんがいる時にできているでしょうか?
無防備になるので、猫は安心できてから排泄をします。
ゴハンもそうですが、トイレができるかどうかも環境に慣れたかどうかの目安にしてみましょう。

4日間、食べなくてゴハンが残ったお皿を下げるの、とても辛かったでしょう。
美虎さんがメス猫ちゃんの将来を考えて、頑張っていらっしゃることが伝わってきます。

その後はゴハンを置いてそばを離れて食べてもらう2ヶ月半が経過しているということでしょうか。
ケージ内に慣れて体を伸ばしてくつろいだりする様子は見られると思います。
ゴハンを待つ様子は見られるでしょうか?
ゴハンを待っているところにゴハン皿が運ばれれば
そろそろ目の前で食べることができそうな気がします。

もし、つい最近の4日間であるならば、
うーん、、、やっぱり
ケージと、ケージがある部屋に慣れていても、
美虎さんを含む環境にまだ慣れていないような気がします。

他に抱っこできるようなスリゴロの猫ちゃんがいるなら、
メス猫ちゃんのケージの前で
抱っこしたりブラッシングしたりオヤツあげたりを見せる方法もありかなと思います。


的外れなアドバイスをしていたとしたら、ごめんなさい。
ちょっとでもこの先へ進むヒントになれるといいんだけど、
いかがでしょうか。。。

2018/08/09 (Thu) 21:39 | とも #- | URL | 編集
ありがとうございます!

ともさん

お返事ありがとうございます。
こんなにご丁寧なお返事、恐縮でございます。
とっても嬉しいです!!!ありがとうございます。

実はここ最近の4日間のお話しでした。
私が家猫修業で重要視していることは
目の前でごはんを食べることと一緒に遊ぶことなんです。
この2つをクリアすると、今までの子達は自分から歩み寄りをしてくれて
普通に触れるようになりケージ卒業、
保護部屋フリーになったら里親募集そんな流れでした。

でも今の子はどうしても目の前で食べてくれないので歩み寄りが一切なく
(おもちゃではノリノリで遊びます)
今回の作戦に踏み切ったんです。

ごはんは持って行くと毎回じっと見ていますが、私がそばで食べるのを待っていると
食べる事を諦めてごはんに背を向けてしまいます。
食は細いとは感じたことはありません。。
でも目の前で食べる事は頑なに拒否という感じです。

我が家には他に飼い猫ちゃんが1頭(♀)がいるのですが
とにかく猫嫌いなため、同じ空間に保護猫ちゃんのケージを置くことができなくて
保護っこちゃんは毎回保護部屋だけで生活してもらっております。
なので私の行動が見える環境ではありません。。

一緒に寝てあげたくても、飼い猫ちゃんは保護部屋に私が行くだけでも大騒ぎ。
一緒に寝てあげることもきません。。

飼い猫ちゃんは抱っこもできますし、話かけるだけでゴロゴロちゃんですが、
猫の前では全身の毛を逆立てて、唸りと威嚇、酷いと襲い掛かります。
なので何のお手本にもならないです。

なんだかこう書いていると我が家の飼い猫ちゃんが元凶な気も…(笑)
でもこればかりは仕方ないです。

ただともちゃんの仰る通り、ここ最近トイレ(大と小)をしている所は見ています。
私もこれはいい兆しかなと思って見ていました。

今まで我が家を卒業した子達はみんな1ヶ月以内にケージは卒業できていたので
今回の子もあと少し、あと少しと思いながら全く心を開いてくれず
私自身が長引くケージ生活を余儀なくさせていることへの焦りや罪悪感が大きくなり
その気持ちも猫ちゃんに伝わってしまっていたかもしれないです。

もう少し冷静になって猫ちゃんと向き合ってみます!
ともさんのコメントを読んでとっても勇気づけられました(*^▽^*)

長々と申し訳ございませんでした。

ブログ今後も楽しみにしております♪
今年の夏はとにかく酷暑です。
お身体どうかご自愛ください。
そしてお外の子達が1頭でも幸せになる事を心より願って☆彡

2018/08/10 (Fri) 11:40 | 美虎 #- | URL | 編集
Re: ありがとうございます!

美虎さん

ああ、やっぱり、メス猫ちゃんは保護部屋でひとりの時間が長い生活なのですね。
でも、美虎さんがおもちゃを振って、
それに反応して遊んでくれるのは良い兆しですよね!
フードよりも食いつきの良いオヤツを、遊んだ後すぐにあげるのも良いかもしれません。

飼い猫ちゃんがいらっしゃるだろうなと思ったけど
もしかして相性が悪かったら、同じ部屋にいられないし・・・ということも想像していました。
飼い猫ちゃんが他猫を受け入れられないタイプだったら、そばにいさせるのは無理ですよね。

美虎さんは猫のことをとても理解していらっしゃるし
よく観察していらっしゃるので
諦めずにアプローチを続けていればきっと
メス猫ちゃんの気持ちや態度が軟化していくと思います。

ご訪問いただき、コメントをいただきまして
こちらこそありがとうございました。
拙いブログですが、これからも細々と続けていきますので
また覗いてみてくださいね。

2018/08/10 (Fri) 20:03 | とも #- | URL | 編集

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