知る人がだいぶ増えてきた気がします
でも
まだ知らない人も多いです
必要性という意味でもっと知られるといいなと思います
TNR
外猫を捕獲(Trap)
不妊・去勢手術(Neuter)
元の場所に戻す(Return/Release)
の際に「手術済」の印として耳先をカットします
日本では獣医さんによってカットの形が違い
水平やV字、U字もあり
メスは左耳、オスは右耳という決まりも定着していません
外猫の不妊手術のための捕獲をしていると
「耳カットの有無」がとても重要になります
猫を見かけた時ってこんな感じですよね↓

この状態で知りたいんです
「手術済みか?」を
餌やりさんが手術済みのいつものメンバーに餌をあげていて
メンバー以外の猫を近くで見かけた時もそうです
知りたいんです
「手術済みか?」を
もし、ミケやサビだったら
ほとんどメスですから
「手術済みか?」はそれこそ重要です
『増やさない』ためにTNRをしたのですから
上写真の猫に耳カットがありますね
背景が白くて見やすいです

右耳にV字のカット
外猫は人間を近寄らせない警戒心の強い子も多いですから
近づかなくても
「手術済みか?」
判別できることが必要です
餌やり時間は夕方が多いのであたりが暗い場合もあるし
周りがゴチャゴチャして見にくかったりしますが
動いている猫の耳先を必死に見ます
背景がすっきりと見やすいとは限りません

耳カットがありますよ

左耳に水平のカット
過去には首輪や耳ピアスや入れ墨を印としていたそうですが
外れたり、見にくかったりで定着せず
いちばんわかりやすいのが
耳カットだったんですね

このこはどうでしょう?

右耳に水平のカット
捕獲は猫にも怖い思いをさせるので
手術済みの猫を再度捕獲することは避けたいのです
餌やりさんも捕獲を手伝うボラさんも
捕獲のために費やす時間と労力をできれば少なくしたいです
お腹切ったら手術済みだった・・・なんて
獣医さんも絶対避けたいことなんです
1匹の猫をTNRするために何人も人が関わっています
餌場の近くに住む人たちも
『増えない』ことを知り、安心します
「耳をカットするのはかわいそう」そんな風に思う人もいるようです
麻酔が効いている間に切りますから痛くありません
耳カットがある猫は
過酷な環境の外で生きていく猫です
寒い日も暑い日も雨でも雪でも
車がビュンビュン走る広い道路も渡ったり
危険がいっぱいです
そんな風に生きていく猫を
『増やさない』ための印です

ミケはほとんどメスです
「手術済みか?」わかりますか?

右耳にV字のカット(メスは左なんですけどね)
個人的にはV字が見やすいので
V字でメス=左、オス=右で
定着してくれればいいなぁと思います
耳カットがあっても
保護されて完全室内飼いの家猫になれた猫もいます
人との出会いで変わります
そういう出会いもどうか増えますように・・・

↑里親募集中の猫の詳細ページ載っています
里親会以外に保護ボラさん宅での面会が可能なのでお問い合わせください
こっちに戻そうか思案中


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◆脱走防止にアコーディオンカーテンを使った例◆
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