無関心が猫も人も苦しませる ~猫問題を解決するのは誰?~

今日の記事は
みたらしちゃんとごまもちちゃんの親猫の不妊手術がやっと済んだけど
餌場のあるその地域の問題は山積み
というお話です

みたらしちゃんとごまもちちゃんのママ猫は、3回も出産しています
その猫の世話人(餌やりする人)は自分の経営する店舗のネズミよけのために
店の裏で未手術の外猫2匹(メス1、オス1)に餌やりを始めました

あたりまえですが、すぐに子猫が複数生まれました

世話人は子猫が産まれるたびに、近親者の女性に押し付ける形で子猫たちを渡しました
子猫飼育者となったのはペット不可アパートに住む女性です
たびたび新しい子猫を診察に連れてくることを不審に思った動物病院の院長が
世話人がどこで餌やりしているのか、子猫飼育者に問いただしました
とにかくこれ以上産ませるわけにはいかないのです(昨年12月)

しかし
子猫飼育者は非協力的な人で
聞きだすのに病院側は大変な苦労をし、その苦労はTNR終了まで続きました
(のちにわたしも同じ苦労をしました)
そして、近親者である世話人の店の裏が餌場であることを
子猫飼育者がやっとやっと告白したのです

そこで
親猫の不妊手術を勧められないか、動物病院が私に相談したのでした(今年4月)

わたしも子猫飼育者と会って事情を聞きました(割愛するけどこれが大変でね)
肝心の餌場(世話人の店であり、子猫飼育者も店を手伝っている)は
うちから電車で2駅先の地域にあり
説得のために現場へ頻繁に通うことは困難でしたが、世話人とも直接会話しました

ではここで、TNR完了までに携わった人物を並べてみましょう

子猫飼育者:個人情報が漏れることを極端に恐れる女性
  携帯を所有せず固定電話のみだが常に留守電で
  わたしは留守電にメッセージに残す形で用件を伝えるしかなく
  彼女から折り返しの連絡があったことは無い
  直接話をするために、早朝から働いていらっしゃるので
  朝7時半~8時に2駅先の店に赴き、話をしました(グッタリ)

世話人:店を経営している男性
  手術費用が高すぎると難癖をつけ
  わたしにわざわざ電話をしてきて、詐欺呼ばわりしました
  ちなみに提示した手術費用は、外猫に限り設定されたボランティア価格です
  しつこいと言われながらも直接会いに行きましたが
  話をはぐらかすばかりで協力する気なし

世話人の店の従業員:この女性も餌やりしている
  外猫の手術費用は餌やりをしている人が出すものなのです
  という、わたしの説明を傍で聞いていて
  「そんなバカな!」と吐き捨てるように言う

隣の店の主人:(この店の裏も猫2匹のくつろぎ場所になっている)
  捕獲して手術するので費用の協力をとお願いしたら
  「猫なんてその辺にうじゃうじゃいるからどんだけ生まれても構わない」
  「餌はやっていない」「動物は嫌いだ」と発言
  この店裏に置かれた箱で猫たちはくつろぎ
  その傍には水入れも置かれていることは知っていたが、あえて追求しませんでした

猫の周りにいる人間が
ここまでことごとく非協力的というのも珍しいです

未手術猫2匹のTNRを敢行すべく
このような人達を相手に説得しつつ

みたらしちゃんとごまもちちゃんの世話をし、里親募集をしてお見合いをして
里親さん宅へのお届けも完了し
 この子たちの里親さんとのご縁があったことはほんとうにありがたく
 親猫TNR説得にくじけそうな気持ちの励みになりました
 感謝します!

そんなこんなで、病院からわたしに相談があってから1ヶ月が過ぎてしまい
メス猫は再び妊娠してしまいました・・・
そこでわたしは町内会長に話をしに行きました

町内会長:猫の問題は悩みのひとつらしいが
  具体的に住民にどうのように働きかければいいのかわからないようでした
  町内会でも毎回、猫問題は議題に取り上げられるが協力的な住民が少ないようです

ぷらっと歩くだけで猫頭数多めの印象がある地域ですが
未手術猫を苦労して捕獲して手術費用を出して
手術済みにしている住民はいるわけです
未手術猫がいることをわかっていて放置することは
その方達の努力を、ないがしろにすることにもなるのです

町内会長に、今回の経緯を全て話し
未手術のメス猫は再び妊娠しており絶対に産ませたくないので
猫2匹(メス1、オス1)を捕獲し手術することを伝えました

新たに協力者を募るには時間が足りないので
わたしの活動の際に餌やりさんや里親さんから頂いた大切な寄付金の中から
手術費用を捻出することにし、そのことも町内会長に伝えました

・猫ボラは費用を出す人ではないこと
・別地域住民の協力で今回のTNRが完了すること
を確実にわかってもらうことは大事です

わたしの捕獲器1台と、動物病院から1台お借りして
170603-1bicycle
自転車の前カゴには捕獲に必要な物を詰めたリュック(それなりに重い)
後ろに空の捕獲器2台を縛りつけて餌場へ

捕獲して、今度は動物病院へ向かいます
170603-2bicycle
猫入りの捕獲器2台はかなり重くて
ゆっくり慎重に走行しました
(注:荷台は捕獲器の長さと重さに耐えられるように工夫してあります)

入院時にメス猫は左耳、オス猫は右耳カットをお願いしてあります
170603-4cat
170603-3cat
新丸子ペットクリニックで撮影させてもらいました
退院の早いオス猫を自転車で先に運んでリリース
別日にメス猫をリリースしました

元の餌場にリリース後に
今回のTNRの経緯をまとめたものと、医療費明細書のコピーと
猫問題に対して地域住民ができることをなるべく具体的にまとめた資料を
町内会長に渡しました

その中の1枚です
170603--5tirasi
クリックで拡大


さらに
今回の経緯はこの地域の保健所へ報告してあります
ボラ活動は、行政が知る機会がなかなかないので
報告しておくと、地域ごとの情報とボラ活動内容を元に
いざ行政が問題解決する時、今後の指針の役に立つと思います



世話人や従業員や隣の店の主人にしても
「無関心」か「無関心を装う」ことで
(詳細は省きますが、住民に対して嘘もついています)
これまでずっと猫の問題から逃げていることがわかりました
そして、新しい知識や常識を得る機会もないまま、逃げることができてしまう
この地域のゆるい風潮も猫の問題を大きくするのだと感じました

過酷な環境で生きる外猫を増やし
生活環境の悪化で住民を悩ませ
殺処分頭数を増加させてしまうことは
餌やりする住民が、その近隣住民が、どう思いどう行動するかで
改善することができます

餌やりさんを孤立させず、地域住民が協力して
猫と共生しながら
その地域で生きる外猫の頭数を減らしていくことが必要です

町内会長に渡した資料のもう1枚
170603-6tirasi.jpg
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日々忙しく暮らしている人々に
例えば町内で開かれるお祭りのお知らせと同じように
「猫問題の根源と解決方法」が無理なく浸透していくといいのですけどねー

今回のケースが
この地域の猫問題にせめて一石を投じることになれば・・・と思います

【TNR】
外猫を捕獲(Trap)不妊・去勢手術(Neuter)元の場所に戻す(Release)


fc2-neuter
飼い猫も外猫も不妊手術を!





これはサヤ向けの商品か?



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Category: 外猫TNR

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